- NRT-001 ドラム調整ツール
- 2018年11月3日こだわり整備
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"あと1ノッチ"を確実に
ナリタオートオリジナル工具
NRT-001
↓↓↓紹介動画↓↓↓
用途
・自動調整式ドラムのシュー幅の微調整
・シューを外さすに広げるだけでホイールシリンダー着脱
特徴
・オフセットによりバックプレート回避
引っ掛け部分をオフセットさせることにより、バックプレートの出っ張りがあったりしても装着でき、多車種への装着性を実現しました。
(絶対にどの車種でも装着できるわけではありません)・一般的な工具と同じメッキ加工
爪の部分を大手工具メーカーさんが出しているメッキ業者様にてメッキ加工を施してもらいました。
・スラストベアリングで回転抵抗を低減
左側の引っ掛けの軸部分にスラストベアリングを挟み込むように取り付け、回転抵抗を低減させました。
・軽~小型トラックまで対応
軽自動車のドラムはもちろん、ハイエースやキャラバン等の小型商用車クラスのドラムブレーキにも対応できます。
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仕様
名称 ドラム調整ツール
型式 NRT-001
全長 330mm
重さ 250g
この工具を作った理由
ドラムブレーキはドラムとシューの隙間がとても大切で、その隙間は点検時に調整するのが基本です。
隙間調整には手動調整タイプと自動調整タイプの2種類があり、後者の場合、文字通り隙間調整を手動で行う必要がありません。
しかし自分(ナリタ)は、自動調整タイプだとしても手動で微調整してあげる必要があると考えます。
理由は下記リンク先の記事やYouTube動画をご覧ください。YouTubeでの説明動画はこちら
ドラム調整例動画
ダイハツ・トヨタ系に多いシュー裏偏芯カムタイプ
(偏芯カムが奥にあり調整が難しいタイプですが楽に調整できます)一部の日産系に採用されているタイプ
(自分がいちばん調整が難しいと思うタイプですがこちらも楽に調整できます)スズキや最近のダイハツに採用されているシューの間にある偏芯カムタイプ
(このタイプはマイナスドライバーで楽々調整できますが、最近はハブが邪魔して調整しづらいので、活躍すると思います)ホイールシリンダー着脱例動画
ホイールシリンダーの脱着も容易になります。
自動調整式の場合は再調整が必要になりますが、全開までシューを広げることでホイールシリンダーをスポッと外すことができます。↓↓↓購入は以下リンクのオンラインショップから↓↓↓
Special Thanks
この工具を製作するにあたり、
各部品の調達で東邦ネジ(サンツール)さん。
爪部分の制作は静岡県島田市の大石溶接さん。
メッキ加工は静岡県島田市の増田電化さん。
有限会社春日自動車工業所さんに耐久テストのご協力を頂きました。
工具の撮影は静岡県静岡市のB'さん。
多くの方々のご協力によって製作する事ができました。
心から感謝申し上げます。