- KFエンジンのISCV清掃
- 2019年1月20日こだわり整備
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ダイハツ主力のKFエンジン。
エッセに搭載されて以降、平成25年くらいまで製造されていた車両にISCVが使用されて、前後して電子制御スロットルへと順次切り替わっていきました。これは自分の整備経験上、最も汚れていたKFエンジンのISCVです。
ここまで汚れてることはまず無いと思いますが、汚れの蓄積はアイドリング不調の原因になります。
定期清掃してあげることで安定したアイドリングを維持させてあげたいですね。動画でも説明させてもらいました。
KFエンジンは、個人的にすごく大好きです。
車種や仕様変更の度にレイアウト(エアクリ等の配置)が大きく変わるスズキのK6AやR06Aと違って、初搭載当初から現在まで、ほとんどレイアウトが変わっていません。
(FF車のNAに限る)
レイアウトが同じだと、脱着等のコツを一度覚えてしまえば後は楽なので。まずはエアーエレメント前の消音パイプを外します。
左側の赤丸のクリップを引っ張って外します。
次にヘッドカバーから繋がるホースのバンドとネジ2本を外し、エアクリーナーボックスを外します。
タント等のエンジンルームが狭い車両の場合、エアクリーナーBOXを分解してから外す必要があったりします。
これであとはISCVを外すだけです。
ISCVを外す前に、ISCVのカプラと、スロットルポジションセンサーのカプラを外しておくと作業が楽です。
ISCVは2本のネジで固定されていますが、上側は一般的なサイズの+ドライバーで外せますが、下側が少し大変です。
下側は、適度なサイズのロングドライバーを使うと外しやすいです。
(インジェクターをデリバリパイプごと外せば普通のドライバーが使えますが、あまりオススメしません)
これでようやくISCVが外れます。
(清掃済みで撮影していたので、写真のISCVはキレイです)
最初に掲載した汚れたISCVです。
清掃ケミカルでオススメはWAKO’Sのスロットルクリーナーですが、汚れを落とせるものなら何でもOKです。
清掃後のISCVです。
撮影し忘れましたが、スロットルボディ側も清掃してあげてください。
ついでにスロットルも清掃しておくことをオススメします。
スロットルの汚れは、アクセルフィーリングの悪化に繋がります。
清掃は歯ブラシがオススメです。
あとは組み付けて作業完了です。
自分の経験上ですが、ISCVを清掃されない整備業者様は多いので、ぜひこの記事を読まれたのでしたら、1度清掃をされる事をオススメします。
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