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バッテリーの診断方法  ~寿命と判断するには?~
2017年8月20日こだわり整備 キャラ記事

さっき電話した者ですが、バッテリーを診てほしいんです。

 

ミケ 普通

はいはーい!

ガソリンスタンドで「バッテリーがすぐにでも上がってしまいそうなのですぐに交換して下さい」って言われたんですよね?

 

そーなんですよ!

先月、ナリタオートさんで車検を受けたばっかりじゃないですか!

バッテリー、ちゃんとチェックしてないんじゃないですか!?

 

ミケ 苦笑い

え、あー、ちょっと落ち着いて下さい。

ナリタさ〜ん!!!

 

 

 

登場人物紹介

ミケ 普通
ミケちゃん
 
ナリタ 普通
ナリタ
 
C太さん
 

 

※この時点でまだナリタオートの日常を読んでないあなた!
先に読んできましょう!

 

ナリタオートの日常を読む

 

 

「いちいち文章読んでられっかよ!」というせっかちな人の為に!
動画で解説しました。こちらをご覧下さい。

(信頼度設定が動画とは違います。ご了承下さい。)

 

 

 

ナリタ 苦笑い

し、C太さん、ガソリンスタンドではどうやって診断してましたか?

 

診断?

うーん、ボンネットを開けて、なにやらテスターみたいなのをバッテリーにつないでましたけど。

 

ナリタ 普通

なるほど。

それで何か手渡されたものがあるんじゃないですか?

 

あ、なんかレシートみたいな紙を渡されました!

それには「要注意」って書いてありましたね。

だからバッテリーがもうダメだってスタンドの店員さんが言ってました。

その時はお金を持ってなかったし、先月車検を受けたばっかりだったので、ナリタオートさんでもう一度診てもらおうって思ったんです。

 

 

 

※参考画像はありませんが、最近のバッテリーの診断機には診断結果をレシートに印刷してお客様にお渡しできるタイプがあります

 

 

 

ナリタ 普通

そういういきさつだったんですね。

わかりました。

ではバッテリーの診断についてお話させて頂きますね。

っと、その前に、車検ではちゃんとバッテリーの診断を実施しましたし、次の点検時期、つまり1年後の点検までバッテリーは大丈夫です!

 

ミケ 笑顔

ナリタさんの太鼓判があればバッテリーは大丈夫です!

たぶん。きっと。

 

なんかミケさんの言葉がひっかかるんですけど。

 

ミケ 笑顔

冗談です!

本当に安心してください!

 

客に対して冗談かよ!

 

ナリタ 普通

ではそろそろバッテリーの診断機について話していいかな?

実は、診断機では正確に寿命を診断できないんだ。

 

え、診断機でOKかNGか、いっぱつでわかるもんじゃないんですか?

 

ナリタ 普通

僕もそれで判断できると言いたいところなんですが。

まずは診断機について説明しますね。

診断機は大きく分けて2種類あります。

(ナリタの知っている情報の中の話なので、本当はもっと種類があるかもしれません)

 

 

 

★高負荷時電圧測定器★

(旧式の診断機、現在あまり使用されていない) 

信頼度A

 

 

★無負荷電圧と電流量

バッテリーのサイズや銘柄の

個体値から算出する診断機★

(最近の主流の診断機、なんて書いていいかわからなかったから長い診断機名になってしまった)

信頼度B〜C

 

 

 

な、なんで現在はあまり使われていない旧式の方が信頼度が高いんですか!?

 

ナリタ 普通

それについて話していきますね。

信頼度Aの高負荷時電圧測定器はナリタオートで使っている診断機です。

あ、診断結果の信頼度をS、A、B、Cの順で表現しました。

 

S ほぼ正確☆
A まあまあ正確♢
B 少し信頼できる◯
C あまり信頼できない□

(単一の判断方法に対する信頼度)

 

 

ナリタオートで使っている診断機(黄色いやつ)

 

 

 

じゃあナリタオートさんで使ってるテスターの方が診断機として優秀なんですね!

 

ナリタ 普通

信頼度からすればそうだけど、そうとも言えないんだ。

高負荷時電圧測定器とは、その名の通り高負荷時、つまりエンジンを始動する時(キュルキュルキュルと鳴ってる時)の電圧を測定するものです。

バッテリーは高負荷時の電圧が低いほど弱っています。

逆にバッテリーの状態が良ければ高負荷時の電圧は高くなります。

ただし、ライトのつけっぱなし等でバッテリーが一時的に弱っている場合でも高負荷時電圧は低くなるので、バッテリーの状態を事前に把握しておく必要があります。

また、銘柄によって高負荷時電圧が最初から低い事もあるので、使用年数や使用距離、銘柄等を加味して判断する必要があります。

 

ミケ 疑問

いきなりそんなに話されても理解しきれません。

 

ナリタ 苦笑い

つまり、高負荷時電圧診断機の診断結果の信頼度は高いけど、その他の情報から精査する必要があるって事で。

 

ミケ 普通

ナリタさんは話が長くなったり、業界用語や意識高い系の言葉で語る傾向があるので、時々こうやってわかりやすくまとめさせる必要があります。

 

めんどくさい上司だね。

 

ナリタ 普通

はいはい、もっと簡潔にまとめますよー。。。

で、次に最近の主流の診断機の話。

おそらく、C太さんがガソリンスタンドで診断してもらった診断機もこれに該当すると思う。

診断方法は、無負荷時(エンジンが掛かってない状態)の電圧と電流量を測定し、その測定値と変数(バッテリーのサイズと銘柄の個体値)から良し悪しを判断する方法なんです。

つまり・・・

 

ミケ 激怒

はいまたわかりにくい!長い!

 

ミケさん、落ち着いて〜(なんで店員を客がなだめてるんだ)

 

ナリタ 苦笑い

最近の診断機はハイテクすぎて、まとめるのも一苦労なんだよ〜。

もう少し話させて〜。

実は、算出された診断結果の信頼度は実はAくらいになるんだ。

 

ミケ 疑問

え、B〜Cと言っておいて、実は信頼度はAなんですか?

 

ナリタ 激怒

そーなんだ。

でも、やっかいな追加システムがある。

それが信頼度を落としている諸悪の根源!!!

最近の診断機は”バッテリーを売る”事が最優先になっている。

だから、診断結果が悪く出る傾向にある!

 

ミケ ガーン

いきなり激怒されても・・・

しかし、そんないらんシステムが搭載されているんですね・・・

 

ナリタ 激怒

そーなんだよ!

だから使用する診断機の癖とか性質とか、そういう部分をちゃんと理解した上で判断するならばいいのだけど、

理解せずに使っている人が非常に多い!!!

僕はそこが許せない!!!

おこだよ!!!

 

ミケ 落ち込み

いい年したおっさんが”おこ”とか使ってる時点で許せませんがね。

 

ナリタ 落ち込み

とにかく、そういう理由で信頼度Aのすばらしい最近の診断機が、結果的に”診断する人によるから”B〜Cになってしまっているわけなんです。

 

なるほど、そういうわけだったんですね。

ちゃんと見てくれてないわけじゃない事は理解できました。

じゃあナリタオートさんではどうやって診断しているんですか?

 

ナリタ ハート

いい質問をありがとう!

詳しくお話させてもらいますね!

 

ミケ ガーン

あーこれは1時間コースかな。。。

 

ナリタ 笑顔

まずバッテリーの診断というか、寿命かどうかの判断方法は少なくとも6種類ある。

 

 

バッテリーの寿命の判断方法

1.診断機

2.使用年数

3.使用距離

4.比重測定

5.銘柄、サイズ

6.バッテリー液量

 

 

ナリタ 普通

ナリタオートではこの中の4以外の判断方法を実施して、総合的に判断しているんだ。

 

え、バッテリーの状態を調べるために5つもの診断を、点検毎に診断してるんですか!?

 

ミケ 笑顔

そーなんですよ!

ほっんとめんどくさい!

 

ナリタ 苦笑い

ミケちゃん、手間ひまかけて診断するのはお客様の為なんだから。

 

ミケ 笑顔

わかってますってば!

冗談ですよ!

重要性は理解してます!

 

ナリタ 苦笑い

なら良かった。

 

地味なコントはいいですから、話を進めてください。

 

ナリタ 苦笑い

ごめんなさいね。

1.の診断機はもう説明したから、2.の使用年数と、3.の使用距離から説明しますね。

 

 

★使用年数★

信頼度B

 

 

★使用距離★

信頼度C

 

 

ナリタ 普通

バッテリーは消耗品だから、使用期間が長ければ寿命がくるのはわかると思います。

ただ、使用状況や銘柄等で寿命が早くなったりしてしまうので信頼度はB。

使用距離は多いほど充電と放電を繰り返していてるので寿命が近くなっている可能性がありますが、営業用車両仕事等で短期間で長距離を走る場合もあるので信頼度はCです。

 

ミケ 普通

使用期間と使用距離は他の診断方法の補足になる感じですね。

 

ナリタ 笑顔

その通り!

他の診断方法の信頼度を抜群に向上させる重要な情報なんだ。

で、次は比重測定。

 

 

★比重測定★

信頼度S

 

ナリタ 普通

バッテリーの内部には硫酸が入っていて、その硫酸の比重を測定する事でバッテリーの状態を調べる事ができるんだ。

 

ミケ 普通

ちなみに、

 

比重がバラバラ → 寿命

比重が全部低い → 寿命
(急激な放電後も低くなるので、その場合は充電すればOK)

 

ナリタ 笑顔

ミケちゃん、ナイスな補足ありがとう!

信頼度Sだからこの方法を毎回実施したいのだけど、診断するのがすごく、すーーーっごくめんどくさいから、通常の診断メニューではなくて、最終手段的な方法として用いる感じかな。

それと、ACデルコ(バッテリーのメーカー名)等の完全密閉型のバッテリーでは比重測定が不可なので、そういう意味では完璧な診断方法と断言できるわけではありません。

 

診断機以外に信頼度の高い診断方法があったんですね!

「寿命だよ」と言われてその診断結果を疑う場合、この比重測定を追加実施してもらうのがいいですね!

 

ナリタ 普通

それもいいかもしれないね。

ただし、診断機だけで寿命を判断してくるようなお店に比重計があるかどうかが問題だけどね。

最後に、いちばん信頼度の高い診断方法が・・・

 

 

★バッテリー液量★

信頼度S+

 

 

え、バッテリーの液量って、なんで信頼度がSでしかも+なんですか!?

前に乗ってた車の時に、それもまたガソリンスタンドで「バッテリー液が減っていたので補充しておきますね」と言われた事があるんですけど・・・

 

ミケ 笑顔

ここは私に任せてもらいましょう!

昔のバッテリーはバッテリー液が減りやすかったから減ったら補充するという文化があったみたいなんです!

でも、最近のバッテリーは液が減ってる時点で寿命なんです!

この意味、わかりますか!?

 

ナリタ 落ち込み

大切なとこばっかり横取りれてしまう・・・

 

ってことは、最近のバッテリーは液を補充しても意味ないと言う事なんですか?

 

ミケ 笑顔

ご名答!

最近のバッテリーは、液を補充したところで気持ち程度の延命治療にしかならないので、液の料金を払うくらいならバッテリーを交換してしまった方がいいんです!

 

じゃあその時にバッテリー液代を払ってしまったのは無駄だったんですね。

思い返してみれば、補充してもらった翌月にエンジンが掛からなくなって、今の車を買った記憶があります。

 

ナリタ 普通

昔と今ではバッテリーの性能は段違いなわけですが、中身がどう進化してどう変わっているかはわかりません!

 

ミケ ガーン

わからないんかい!

 

ナリタ 普通

とにかくバッテリー液が減ってる=バッテリーの寿命!

 

勉強になりました。

今後はバッテリー液が減ってると言われたら、すぐにバッテリーは交換しますね。

 

ミケ 普通

ガソリンスタンドでそんな事言われる前に、私が寿命判定しちゃいますってば!

 

ナリタ 笑顔

そーだな!

 

ミケ 疑問

それより、5.の「銘柄、サイズ」飛ばしてません?

それの説明もお願いしますよ。

 

ナリタ ガーン

俺としたことが、順番通りに説明できてなかったとは!

 

別に順番通りに説明する義務はないと思いますけど。

 

ナリタ 普通

だよねー!

結果的に全部説明すればいいよねー!

 

 

★銘柄・サイズ★

信頼度B

 

 

ナリタ 普通

この項目は完全に経験則ベースになってしまうからなんとも言えないんだけど、銘柄とサイズでほぼ寿命かどうか、判断できてしまうんだ。

高い安いがあるように、高いものは長持ち、安いものはすぐに寿命になるみたいな。

あと、大きいサイズほど寿命が長かったりするかな。

 

ミケ 普通

さ、この勢いでまとめに入りましょう!

ここまで読んで下さった読者さんも飽き飽きしてきた頃ですよ!

 

ナリタ 苦笑い

長話ですいませんー。

ではまとめさせてもらうよ。

 

 

まとめ

・診断機だけでの判断は信頼性に欠ける

・交換日、交換時の距離がわかる事が大事

・様々な判断材料から総合的に判断するのがバッテリーの正しい診断方法

・バッテリーを診てくれる店が、これらのことを熟知している店なのかどうか

 

 

ながながとバッテリーの診断方法について教えて頂き、ありがとうございました。

今後はナリタオートさんで言われた事だけを信頼しますね!

 

ミケ 笑顔

それがいーですよー!

全て私に任せて下さい!

 

ミケさんだとまだ経験の差でちょっと心配なので、点検はナリタさんにお願いしたいかな。

 

ミケ 激怒

経験値が少ない私じゃご不満なのですか?

この前、ナリタさんが点検した車が翌月にバッテリー上がりで出動したばかりなんですけど。

 

ナリタ 泣き顔

あーその凡ミスの恥ずかしい事件は忘れてほしいー。

 

やっぱりミケさんにお願いしたいかな。

 

 

 

 

 

あとがき

 

この記事は、下記リンクのニュースを見て触発されて書きました。

 

ガソリンスタンド「不安あおる」整備トラブル相談急増

https://mainichi.jp/articles/20170801/k00/00m/040/036000c

 

この記事を要約すると、

「ガソリンスタンドで診断機でバッテリーをチェックしてもらったら”バッテリーがすぐにダメになってしまうから交換して下さい”と言われたけど、実際はまだ交換しなくても大丈夫だったというケースが多発していて問題になっている」

という記事です。

これはナリタオートでもよくある話です。

ナリタオートとして太鼓判を押して次の点検時期まで安心して乗れますよと言っているのに、ガソリンスタンドではバッテリーはNG判定だったと言われて、ナリタオートに相談にくるお客様は、年間に数件あります。

ただし、バッテリーの診断は非常に難しいのです。

診断方法を研究しどんどん精度を向上させているつもりですが、点検後に上がってしまったケースも未だにあります。

なので、安易に診断機だけでOKかNGかを判断するのはどうかと思います。

どうか、もっと洗練されたバッテリーの診断方法が広まっていけばいいなと、心から思います。