- 車検整備 内容説明用ページ
- 2024年1月13日こだわり整備
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♢整備履歴確認
過去の整備情報を元に、今必要な整備内容を構築、更に近い将来必要になる整備を提案します。
当社で管理させて頂いている車両は、アーカイブしてある過去の整備履歴を参照してから整備しています。
初めてご入庫される車両の場合、過去の点検記録簿を参照させて頂きます。
♢リコール等確認
メーカーが公開しているリコール情報サイトにて車体番号を入力し、リコール等の未実施が無いか確認しています。
保証延長情報やよくある故障事例も参照しています。
こちらのサイトに各メーカーのリコールページへのリンク集があります。
♢カギ内部電池交換
鍵の中の電池を交換させて頂いております。
リモコンキータイプは車検毎、プレートキータイプは4年毎に交換しています。
外した電池と新品の電池の電圧を記録してあります。
電池には日付を記載していますので、次回交換時期の目安になります。
※写真はイメージです
交換日だけでなく新旧の電圧も記録しておくことで、キーレス不調時の診断に重要な情報となります。
♢走行点検
試運転させて頂いております。
走行中にしか得られない情報が多々あります。・ハンドル操作に不具合は無いか
・走行中の異音は無いか
・エンジンの加速具合
・ブレーキの効き具合
・前後サイドスリップ点検等を点検しています。
♢排気ガス点検
暖気後アイドリング時の排気ガスをテスターで測定しています。
CO、HC、O2が0、CO2が13%以上が理想数値です。
前回点検時の測定値と比較することで、エンジンの不調の早期発見に繋がります。
♢エンジンコンピューターを診断機で点検
OBD車検対応のG-SCANにてシステムサーチを行い、現在、過去の故障コードを確認しています。
車のエンジンはコンピューターで制御されており、目視や触って点検してもわからない部分が多々あります。
診断機を使えば、今現在異常があるかどうか、また過去に異常があったかどうか調べる事ができます。
※写真はイメージです
以下が診断結果の画面です。
「全システムに故障コードなし」でした。
♢灯火点灯点検
保安基準に定められている灯火の点灯確認、割れ、欠けが無いかをしています。
♢ワイパー点検
ワイパーの作動点検をしています。
・拭きムラ
・ビビリ
・亀裂
・ブレードのガタ
・ウォッシャー液の吹出位置、量等を確認しています。
♢室内点検
室内の保安基準装備、電装品の作動確認等を行っています。
・サイドブレーキの効き具合
・メーター内警告ランプの点灯
・ホーンが鳴るかどうか
・各電装品の作動
・時計が合っているかどうか
・発煙筒の使用期限等を点検しています。
♢エアコンフィルター点検
エアコンにはフィルターが装着されています。
汚れや臭い等がないか、外して点検しています。
♢外観点検
ガラスやボディ、装飾品の装着状態の点検をしています
・ヘッドライトの黄ばみ、くもり
・ワイパーアームの色褪せ、サビ
・ナンバーネジのサビ
・ホイールの色褪せ、サビ
・ドアバイザーの剥がれ
・各ドアの開閉具合
・給油口の開閉具合などを点検しています。
♢エンジンルーム点検
・各オイルの汚れ、量、漏れ
・フィルターの状態
・ベルトの状態等を点検しています。
見た目だけでは判断がつかない使用期間、使用距離も管理しています。♢バッテリー点検
自動車整備用テスターを開発販売しているカイセのバッテリーチェッカーを使い、バッテリーの状態を点検しています。
バッテリーの性能の指針となるCCA管理が、昨今の基本的なバッテリー管理方法です。
診断機以外に使用距離、使用期間等も加味して良否を判断しています。
※ハイブリッド車の場合、メインバッテリーではなく補機バッテリーの点検です
※写真はイメージです
♢充電状況点検
同バッテリーチェッカーにて、始動電圧、充電電圧、リップル電圧を点検しています。
始動電圧や充電電圧も測定できるので、発電機の発電状態も管理しています。
♢バッテリーパルス充電
ACDelcoの充電器でバッテリーを充電しています。
バッテリーが劣化する主な原因のひとつがサルフェーションです。
この充電器はパルス充電というサルフェーションを除去しつつ充電できます。
サルフェーションを除去し、良好な状態をキープしやすくします。
(※ハイブリッド車の場合、メインバッテリーではなく補機バッテリーの充電です)
※写真はイメージです
昨今の充電制御用バッテリーはCCAが落やすい傾向にあるので、充電前のCCAと充電後のCCAを記録しています。
♢足回り・下回り点検
・ショックアブショーバーのオイル漏れ
・アームのサビ、ブッシュのヘタリ ・ゴム部品に亀裂や破れが無いか
・ボディにひどいサビが無いか
・マフラーに穴が空いて無いか
・オイル漏れが無いか等を点検しています。
♢タイヤ点検
溝の深さ、偏摩耗や亀裂が無いか等を確認しています。
※写真は片減りしているイメージです
製造されてからの使用期間も重要です。
製造年週を確認し、記録しています。
※写真はイメージです
1217のうち、
・12・・・下の年の12週目に製造
・17・・・2017年に製造つまり、2017年の12週目に製造されたタイヤを示しています。
溝の減り具合やヒビ割れだけでなく、使用期間も重要です。使用期限の限界は6年です。
♢スパークプラグ点検
スパークプラグを全数外し、状態点検、ギャップ測定、放電電圧電圧測定を行っております。
※日産のエンジンや水平対向等、外す事自体が困難な場合は省略させて頂く場合があります。以下写真は奥飛火という症状の状態です。
この様な状態では火花が正常に飛ばないため、交換させて頂きます。
♢ダイレクトイグニッションコイル点検
カイセのイグニッションアナライザーにて、点火波形の確認をしています。
※測定困難車両は省略させて頂く場合があります
♢ベルト点検
カイセのベルト周波数チェッカーを使用し、ベルトとベルトテンショナーの状態を点検しています。
♢ウォッシャー液補充
車検時はもちろん、1年点検時やオイル交換時もサービスで補充させて頂いてます。
冬場、0℃を少し下回る地域にお住まいのお客様もいらっしゃるので、
凍結温度-5℃のものを使用しています。
♢エンジン内部煤汚れ洗浄
エンジンのインテークバルブとエキゾーストバルブ、燃焼室の汚れはエンジンのコンディションを悪化させます。
泡状の洗浄剤をエンジン内部に噴射して洗浄したり、WAKO'SのRECSを施工したりしています。
WAKO'S RECS施工
♢エアコンガス基準量充填
エアコンガスは年10%減ると言われています。
ガスの減少はエアコンの故障の原因となってしまうため、エアコンのガスをいちど引き抜き、基準量を充填しています。
エアコンの作動を正常化し、使用時の燃費向上と将来的な故障予防が期待できます。
タイヤと同じで、エアコンに使用されているガスは1年で1割抜けてしまいます。
エアコン内部にはオイルが充填されておりますが、ガスと同様に減ってしまいます。
オイルの減少と劣化はエアコンの故障に直結してしまいます。
エアコンガスを回収する際にガスと共にオイルも少量排出されるため、自然減少分と回収時排出分の量を補充する事でオイルの部分交換を行っています。
オイルの良好な状態を維持することでエアコンの将来的な故障を予防します。
左が新しいエアコンオイル、右が古いエアコンオイル(オイル以外の不純物含む)です。
♢ブレーキフルード交換
ブレーキの作動の要となるブレーキフルードを交換しています。
左が新しいブレーキフルード、右が古いブレーキフルードです。
DOT4規格、そしてClass6規格のブレーキフルードを使用しています。
※写真はイメージです
♢ブレーキメンテナンス
各部品を外し、清掃、グリスの塗り直し等を行っています。
左の部品が清掃後、右の部品が清掃前です。
汚れが溜まってしまうと、ブレーキの効き具合に影響を与えてしまいます。
グリス(固形油)が使用されている部分もあります。
古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗ります。
以下の写真は、そのグリスを白い布で拭き取った写真です。
もともとは白いグリスだったのに、 かなり黒く劣化しているのがわかります。
劣化したまま乗り続けると、ブレーキの効きの悪化の原因になります。
拭き取った部分に新しいグリスを塗り、組付けます。
キャリパーは内部にサビが無いか確認します。
内部にサビが発生しないよう、メタルラバーグリスを注入します。
将来的な固着を予防します。
ピストンを押し込み、内部に沈殿したブレーキフルードの汚れも排出します。
ブレーキフルードの汚れ成分は沈殿しているので、ブレーフルード交換時はキャリパーピストンを一番奥へ押し込んであげる事が重要です。
左が押し込まずに交換した時に排出されたフルード、右が押し込んで排出されたブレーキフルードです。
仕上げのスライドピン摺動点検です。
この動作確認のためにもキャリパーのピストンを押し込んでおく必要があります。
この動きがスムーズであればブレーキの状態は万全で、メンテナンス完了です。☆★☆ 洗車・車内清掃 ☆★☆
・車内全体をエアーブロー
・車内全体を掃除機で掃除
・高圧洗浄機でエンジンルーム洗浄
・高圧洗浄機で手の届かない部分の汚れ落とし
・洗車 ・ホイール磨き ・タイヤワックス(新品タイヤには塗りません)以上の内容で車検整備をさせて頂きました!
ナリタオートに車検を任せて頂き、本当にありがとうございました!
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