- ハイエース TRH200V 車検
- 2019年5月18日整備実績
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☆★☆ 車検整備車両紹介 ☆★☆
・車名 ハイエース
・型式 TRH200V
・距離 37,000km☆★☆ 整備前点検 ☆★☆
♢走行点検
・ハンドル操作
・走行中の異音
・エンジンの加速具合
・ブレーキの効き具合
・サイドスリップ等を点検しています。
♢エンジンコンピューターを診断機で点検
車のエンジンはコンピューターで制御されています。
目視や触って点検してもわからない部分が多々あります。
診断機を使えば、今現在異常があるかどうか、また過去に異常があったかどうか調べる事ができます。診断機を車のコンピューターに接続。
国産車にはDENSOのDST-iを使用、輸入車にはBOSCHのKTS540で診断しています。
※写真はイメージです
以下が診断結果の画面です。
「全システムに故障コードなし」でした。
♢ライトの点検
・各ライトの点灯
・ライトが割れていないかどうか等を点検しています。
♢ワイパー点検
・拭きムラ
・ビビリ
・亀裂
・ガタ
・ウォッシャー液の吹出位置、量等を確認しています。
♢室内点検
・サイドブレーキの効き具合
・メーター内警告ランプの点灯
・ホーンが鳴るかどうか
・各電装品の作動
・時計が合っているかどうか
・発煙筒の使用期限
・エアコンフィルターの汚れ具合等を点検しています。
♢エンジンルーム点検
・各オイルの汚れ、量、漏れ
・フィルターの状態
・ベルトの状態
等を点検しています。♢バッテリー点検
バッテリーテスターを使い、バッテリーの状態を点検しています。
診断機以外に使用距離、使用期間等も加味して良否を判断しています。
※写真はイメージです
♢足回り・下回り点検
・ショックアブショーバーのオイル漏れ
・アームのサビ、ブッシュのヘタリ ・ゴム部品に亀裂や破れが無いか
・ボディにひどいサビが無いか
・マフラーに穴が空いて無いか
・オイル漏れが無いか
等を点検しています。
♢タイヤ点検
溝の深さ、偏摩耗や亀裂が無いか等を確認しています。
※写真は片減りしているイメージです
製造されてからの使用期間も確認しています。
※写真はイメージです
1217のうち、
・12・・・下の年の12週目に製造
・17・・・2017年に製造つまり、2017年の12週目に製造されたタイヤを示しています。
溝の減り具合やヒビ割れだけでなく、使用期間も重要です。使用期限の限界は6年です。
♢車両情報確認
・未実施のリコール、サービスキャンペーンが無いか確認
・車両固有のよくある故障等が無いか確認☆★☆ 整備内容 ☆★☆
♢ワイパーゴム交換
ワイパーゴムは1年毎の交換を推奨しています。
亀裂や拭きムラが発生して雨天時の視界が悪いと大変危険です。
※写真はイメージです亀裂初期段階(ワイパーゴムの端)
亀裂進行後(ワイパーゴムの端)
♢キーレスの電池交換
鍵の中には電池が入っています。
持っているだけでOKなタイプは2年毎(車検毎)交換しています。
開閉のみスイッチ、エンジンを掛けるのは差し込んで回すタイプは4年毎交換させてもらっています。
電池には日付を記載してありますので、次回交換時期の目安になります。
※写真はイメージです
♢ウォッシャー液補充
車検時はもちろん、1年点検時やオイル交換時もサービスで補充させて頂いてます。
冬場、0℃を少し下回る地域にお住まいのお客様もいらっしゃるので、
凍結温度-5℃のものを使用しています。
◇バッテリー充電
(※バッテリー交換の場合は実施していません)
(※ハイブリッドバッテリーではなく補機バッテリーの充電です)
ACDelcoの充電器でバッテリーを充電させて頂きました。
バッテリーが劣化する主な原因はサルフェーションです。
この充電器はサルフェーションを除去しつつ充電できるという特徴があります。
サルフェーションを除去し、満充電状態を保つ事で寿命を延ばす事ができます。
表示がFULLになるまで充電させてもらいました。
(新品同様の満充電になったという意味ではありません)
※写真はイメージです
◇デフオイル交換
3万キロ毎の交換をオススメさせてもらっています。
あまり汚れないオイルですが、高荷重がかかる部品のため、成分劣化が激しく、燃費悪化に直結します。
沈殿物が黒くなっているのがわかります。
金属摩耗で金属粉が出ますので、金属粉の除去も交換目的のひとつです。
ドレーンボルトに磁石がついていて、その磁石で鉄粉は回収しています。
磁石で回収できない鉄以外の金属粉は、オイル交換でしか除去できません。鉄粉除去前
鉄粉除去後
オープンデフにはWAKO’SのRG7590LSD、LSD装着デフにはWAKO’SのRG5120LSDを入れさせてもらっています。
♢ブレーキ点検整備
※この項目の写真はイメージです
これが自動車のブレーキです。
タイヤを外すと、このような構造になっています。
まずは高圧縮空気で汚れを吹き飛ばします。
汚れが吹き飛ばされる様子の動画です。次にこの様に分解します。
キャリパー、キャリパーブラケット、ディスクローターを外します。
ひとつひとつ、状態を確認して清掃していきます。
左の部品が清掃後、右の部品が清掃前です。
汚れが溜まってしまうと、ブレーキの効き具合に影響を与えてしまいます。
キャリパーは内部にサビが無いか確認します。
内部にサビが発生しないよう、メタルラバーグリスを注入します。
将来的な固着を予防します。
仕上げの動作確認です。
この動作確認のためにもキャリパーのピストンを押し込んでおく必要があります。
この動きがスムーズであればブレーキの状態は万全で、メンテナンス完了です。♢後ろ側のブレーキ点検整備
※この項目の写真はイメージです
これが後ろ側のブレーキです。
まずはドラムと言うカバーを外します。
次に高圧縮空気で汚れを吹き飛ばします。
汚れが吹き飛ばされる様子の動画です。このタイプのブレーキは以下の写真の部分からオイル漏れが発生してしまう事が多いので、ゴムカバーをめくって漏れが無いか確認しています。
ブレーキシューという重要部品の動きをよくするためにグリスという油を塗ります。
ブレーキシューとドラムの隙間調整をしています。
この様に歯車の様なものをカチカチと回して調整します。
この調整を行うとブレーキの効きが良くなります。
つでにサイドブレーキの踏みしろ(引きしろ)も少なくなります。最後にブレーキシューの動きを確認し、点検整備完了です。
☆★☆ 洗車・車内清掃 ☆★☆
・車内全体をエアーブロー
・車内全体を掃除機で掃除
・高圧洗浄機でエンジンルーム洗浄
・高圧洗浄機で手の届かない部分の汚れ落とし
・洗車 ・ホイール磨き ・タイヤワックス(新品タイヤには塗りません)以上の内容で車検整備をさせて頂きました!
ナリタオートに車検を任せて頂き、本当にありがとうございました!
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