- アルファード ANH20W 車検
- 2022年7月8日整備実績
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☆★☆ 車検整備車両紹介 ☆★☆
・車名 アルファード
・型式 ANH20W
・距離 100,000km☆★☆ 整備前点検 ☆★☆
♢走行点検
・ハンドル操作
・走行中の異音
・エンジンの加速具合
・ブレーキの効き具合
・サイドスリップ等を点検しています。
♢エンジンコンピューターを診断機で点検
車のエンジンはコンピューターで制御されています。
目視や触って点検してもわからない部分が多々あります。
診断機を使えば、今現在異常があるかどうか、また過去に異常があったかどうか調べる事ができます。診断機を車のコンピューターに接続。
国産車にはDENSOのDST-iを使用、輸入車にはBOSCHのKTS540で診断しています。
※写真はイメージです
以下が診断結果の画面です。
「全システムに故障コードなし」でした。
♢ライトの点検
・各ライトの点灯
・ライトが割れていないかどうか等を点検しています。
♢ワイパー点検
・拭きムラ
・ビビリ
・亀裂
・ガタ
・ウォッシャー液の吹出位置、量等を確認しています。
♢室内点検
・サイドブレーキの効き具合
・メーター内警告ランプの点灯
・ホーンが鳴るかどうか
・各電装品の作動
・時計が合っているかどうか
・発煙筒の使用期限
・エアコンフィルターの汚れ具合等を点検しています。
♢エンジンルーム点検
・各オイルの汚れ、量、漏れ
・フィルターの状態
・ベルトの状態
等を点検しています。♢バッテリー点検
バッテリーテスターを使い、バッテリーの状態を点検しています。
診断機以外に使用距離、使用期間等も加味して良否を判断しています。
※写真はイメージです
♢足回り・下回り点検
・ショックアブショーバーのオイル漏れ
・アームのサビ、ブッシュのヘタリ ・ゴム部品に亀裂や破れが無いか
・ボディにひどいサビが無いか
・マフラーに穴が空いて無いか
・オイル漏れが無いか
等を点検しています。
♢タイヤ点検
溝の深さ、偏摩耗や亀裂が無いか等を確認しています。
※写真は片減りしているイメージです
製造されてからの使用期間も確認しています。
※写真はイメージです
1217のうち、
・12・・・下の年の12週目に製造
・17・・・2017年に製造つまり、2017年の12週目に製造されたタイヤを示しています。
溝の減り具合やヒビ割れだけでなく、使用期間も重要です。使用期限の限界は6年です。
♢車両情報確認
・未実施のリコール、サービスキャンペーンが無いか確認
・車両固有のよくある故障等が無いか確認☆★☆ 整備内容 ☆★☆
♢WAKO'Sエコリフレッシュキット注入
エンジンオイル、冷却水、燃料等が通る通路は必ず汚れていきます。
しかしその汚れを清掃しようとするとなると、エンジンを下ろして分解する等が必要で、金銭的に現実味のない整備となってしまいます。
そういう部分を分解せずに清掃してくれるのがWAKO'Sのエコリフレッシュキットです。
エンジンオイル、冷却水、燃料の3種類の添加剤を注入し、
エンジンオイルの通路の汚れを落とし、冷却水の劣化を防ぎ、燃料の通路の汚れを落として、
更に燃焼室の汚れの除去までしてくれます。
これを車検毎に入れておけば、将来的な故障を予防する事ができます。
WAKO'SのHPのエコリフレッシュ説明ページ→WAKO'Sエコリフレッシュ
♢ワイパーゴム交換
ワイパーゴムは1年毎の交換を推奨しています。
亀裂や拭きムラが発生して雨天時の視界が悪いと大変危険です。
※写真はイメージです亀裂初期段階(ワイパーゴムの端)
亀裂進行後(ワイパーゴムの端)
♢キーレスの電池交換
鍵の中には電池が入っています。
持っているだけでOKなタイプは2年毎(車検毎)交換しています。
開閉のみスイッチ、エンジンを掛けるのは差し込んで回すタイプは4年毎交換させてもらっています。
電池には日付を記載してありますので、次回交換時期の目安になります。
※写真はイメージです
♢ウォッシャー液補充
車検時はもちろん、1年点検時やオイル交換時もサービスで補充させて頂いてます。
冬場、0℃を少し下回る地域にお住まいのお客様もいらっしゃるので、
凍結温度-5℃のものを使用しています。
◇バッテリー充電
ACDelcoの充電器でバッテリーを充電させて頂きました。
バッテリーが劣化する主な原因はサルフェーションです。
この充電器はサルフェーションを除去しつつ充電できるという特徴があります。
サルフェーションを除去し、満充電状態を保つ事で寿命を延ばす事ができます。
表示がFULLになるまで充電させてもらいました。
CCA値が642Aから693Aまで回復しました!
(※ハイブリッド車の場合、メインバッテリーではなく補機バッテリーの充電です)
※写真はイメージです
◇タイヤ窒素ガス充填
タイヤへは窒素ガスを充填させてもらっています。
空気中の75%は窒素、残りの25%は酸素ですが、窒素に比べて酸素の方がタイヤゴム透過率が高く、空気圧低下の原因です。
窒素ガスのみを充填することにより空気圧低下しにくくなり、将来的なタイヤ空気圧不足による燃費の悪化を防ぎます。
◇スタビライザーリンクロッド交換
スタビライザーリンクロッドのボールジョイントカバーが破れてしまっていました。
破れたままでは車検を通す事ができませんので、交換させて頂きました。破れたゴムカバー
ガタガタになってしまった内部
新品と外した古い部品
交換後
◇ロアボールジョイント交換
破れてしまっていたので、交換させて頂きました。
◇吸排気バルブ洗浄
エンジンのインテークバルブとエキゾーストバルブの汚れ洗浄させて頂きました。
泡状の洗浄剤をエンジン内部に噴射して洗浄しています。
これによりRECS以上の洗浄効果を期待できます。
◇エアコンガス&オイル入替リフレッシュ
エアコンのガスとオイルを入れ替えさせて頂きました。
エアコンの作動を正常化し、使用時の燃費向上と将来的な故障予防が期待できます。
タイヤと同じで、エアコンに使用されているガスは1年で1割抜けてしまいます。回収したガス量は595gで基準値は800gでした。
エアコンの正常な作動には基準値通りのガスの量が不可欠です。
エコテクニクス社の全自動ガス&オイル回収・ガス再生・真空引・充填装置でリフレッシュします。
ガスを全量抜き取り、ガスと共に排出されるオイルや水分等の不純物を回収。
ガスは蒸留分離でオイルや不純物と分離させて再生します。
そして真空引き後、新しいオイルを入れ、基準値のガスを充填します。
オイルも年々汚れますし、それによって化学変化で水分が発生したりと不純物が混ざっていくので、定期入替えでエアコンの将来的な故障を予防します。
左が新しいエアコンオイル、右が古いエアコンオイル(オイル以外の不純物含む)です。
◇車内オゾン消臭除菌
15分ほど低濃度のオゾンの気体を車内へ充満させています。
昨今のコロナ対策として、コロナウイルスの不活性化を期待できます。
オゾンは強力な酸化作用があり、殺菌やウイルスの不活化、脱臭・脱色、有機物の除去などに用いられております。
※Wikipedia抜粋
♢ブレーキオイル交換
車検時、必ずブレーキオイルを交換させて頂いてます。
左が新しいブレーキオイル、右が古いブレーキオイルです。
WAKO'SのDOT4規格のブレーキオイルを使用しています。
※写真はイメージです
♢ブレーキ点検整備
※この項目の写真はイメージです
これが自動車のブレーキです。
タイヤを外すと、このような構造になっています。
まずは高圧縮空気で汚れを吹き飛ばします。
汚れが吹き飛ばされる様子の動画です。次にこの様に分解します。
キャリパー、キャリパーブラケット、ディスクローターを外します。
こちらが外した部品を更に細かく分解したところです。
ひとつひとつ、状態を確認して清掃していきます。
左の部品が清掃後、右の部品が清掃前です。
汚れが溜まってしまうと、ブレーキの効き具合に影響を与えてしまいます。
グリス(固形油)が使用されている部分もあります。
古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗ります。
以下の写真は、そのグリスを白い布で拭き取った写真です。
もともとは白いグリスだったのに、 かなり黒く劣化しているのがわかります。
劣化したまま乗り続けると、ブレーキの効きの悪化の原因になります。
拭き取った部分に新しいグリスを塗り、組付けます。
キャリパーは内部にサビが無いか確認します。
内部にサビが発生しないよう、メタルラバーグリスを注入します。
将来的な固着を予防します。
ピストンを押し込み、内部に沈殿したブレーキオイルの汚れも排出します。
ブレーキオイルの汚れは沈殿しているので、ブレーキオイル交換時はキャリパーを押し込んであげる事が重要です。
左が押し込まずに交換、右が押し込んで交換したブレーキオイルです。
仕上げの動作確認です。
この動作確認のためにもキャリパーのピストンを押し込んでおく必要があります。
この動きがスムーズであればブレーキの状態は万全で、メンテナンス完了です。☆★☆ 洗車・車内清掃 ☆★☆
・車内全体をエアーブロー
・車内全体を掃除機で掃除
・高圧洗浄機でエンジンルーム洗浄
・高圧洗浄機で手の届かない部分の汚れ落とし
・洗車 ・ホイール磨き ・タイヤワックス(新品タイヤには塗りません)以上の内容で車検整備をさせて頂きました!
ナリタオートに車検を任せて頂き、本当にありがとうございました!
☆★☆ 藤枝・島田・焼津で車検ならナリタオート ☆★☆