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アルト HA25S 車検
2019年4月10日整備実績

 

☆★☆ 車検整備車両紹介 ☆★☆

・車名 アルト
・型式 HA25S
・距離 35,000km

 

 

☆★☆ 整備前点検 ☆★☆

 

♢走行点検

・ハンドル操作
・走行中の異音
・エンジンの加速具合
・ブレーキの効き具合
・サイドスリップ

等を点検しています。

 

♢エンジンコンピューターを診断機で点検

車のエンジンはコンピューターで制御されています。
目視や触って点検してもわからない部分が多々あります。
診断機を使えば、今現在異常があるかどうか、また過去に異常があったかどうか調べる事ができます。

診断機を車のコンピューターに接続。
国産車にはDENSOのDST-iを使用、輸入車にはBOSCHのKTS540で診断しています。
※写真はイメージです

以下が診断結果の画面です。
全システムに故障コードなし」でした。

 

♢ライトの点検

・各ライトの点灯
・ライトが割れていないかどうか

等を点検しています。

 

♢ワイパー点検

・拭きムラ
・ビビリ
・亀裂
・ガタ
・ウォッシャー液の吹出位置、量

等を確認しています。

 

♢室内点検

・サイドブレーキの効き具合
・メーター内警告ランプの点灯
・ホーンが鳴るかどうか
・各電装品の作動
時計が合っているかどうか
・発煙筒の使用期限
エアコンフィルターの汚れ具合

等を点検しています。

 

♢エンジンルーム点検

・各オイルの汚れ、量、漏れ
・フィルターの状態
・ベルトの状態
等を点検しています。

 

♢バッテリー点検

バッテリーテスターを使い、バッテリーの状態を点検しています。
診断機以外に使用距離、使用期間等も加味して良否を判断しています。
※写真はイメージです

 

♢足回り・下回り点検

・ショックアブショーバーのオイル漏れ
・アームのサビ、ブッシュのヘタリ ・ゴム部品に亀裂や破れが無いか
・ボディにひどいサビが無いか
・マフラーに穴が空いて無いか
・オイル漏れが無いか
等を点検しています。

 

♢タイヤ点検

溝の深さ、偏摩耗や亀裂が無いか等を確認しています。
※写真は片減りしているイメージです

製造されてからの使用期間も確認しています。
※写真はイメージです

1217のうち、
・12・・・下の年の12週目に製造
・17・・・2017年に製造

つまり、2017年の12週目に製造されたタイヤを示しています。
溝の減り具合やヒビ割れだけでなく、使用期間も重要です。

使用期限の限界は6年です。

 

♢車両情報確認

・未実施のリコール、サービスキャンペーンが無いか確認
・車両固有のよくある故障等が無いか確認

 

 

☆★☆ 整備内容 ☆★☆

 

♢エンジンオイル交換

エンジンオイルを交換させて頂きました。
エンジンオイルは6ヶ月毎の交換を推奨しています。
写真は左が新品のオイル、右が使用期間6ヶ月、使用距離が1500kmで取り出した古いオイルです。
使用距離は1500kmほどでも、こんなに真っ黒になってしまいます。
※写真はイメージです

 

♢WAKO'Sエコリフレッシュキット注入

エンジンオイル、冷却水、燃料等が通る通路は必ず汚れていきます。
しかしその汚れを清掃しようとするとなると、エンジンを下ろして分解する等が必要で、金銭的に現実味のない整備となってしまいます。
そういう部分を分解せずに清掃してくれるのがWAKO'Sのエコリフレッシュキットです。
エンジンオイル、冷却水、燃料の3種類の添加剤を注入し、
エンジンオイルの通路の汚れを落とし、冷却水の劣化を防ぎ、燃料の通路の汚れを落として、
更に燃焼室の汚れの除去までしてくれます。
これを車検毎に入れておけば、将来的な故障を予防する事ができます。
WAKO'SのHPのエコリフレッシュ説明ページ→WAKO'Sエコリフレッシュ

 

♢ワイパーゴム交換

ワイパーゴムは1年毎の交換を推奨しています。
亀裂や拭きムラが発生して雨天時の視界が悪いと大変危険です。
※写真はイメージです

亀裂初期段階(ワイパーゴムの端)

亀裂進行後(ワイパーゴムの端)

 

♢ウォッシャー液補充

車検時はもちろん、1年点検時やオイル交換時もサービスで補充させて頂いてます。
冬場、0℃を少し下回る地域にお住まいのお客様もいらっしゃるので、
凍結温度-5℃のものを使用しています。

 

◇バッテリー充電

(※バッテリー交換の場合は実施していません)
(※ハイブリッドバッテリーではなく補機バッテリーの充電です)
ACDelcoの充電器でバッテリーを充電させて頂きました。
バッテリーが劣化する主な原因はサルフェーションです。
この充電器はサルフェーションを除去しつつ充電できるという特徴があります。
サルフェーションを除去し、満充電状態を保つ事で寿命を延ばす事ができます。
表示がFULLになるまで充電させてもらいました。
(新品同様の満充電になったという意味ではありません)
※写真はイメージです

 

◇ATF交換

ATFを交換させて頂きました。
ナリタオートでは3万キロ毎の交換をオススメさせてもらっています。
ATが故障してしまうと30万円以上の高額修理となってしまいます。
ATFの劣化は故障原因になってしまいます。

 

普通のATにはWAKO’SのATF-PremiumS、CVTにはCVTF-PremiumSを入れさせてもらっています。
このオイルを使用すれば、次回交換時期は5万km後になります。

 

♢スパークプラグ交換

スパークプラグはガソリンに着火するとても重要な部品です。
K6Aエンジンには片貴金属プラグという劣化の早いイリジウムプラグが採用されています。
交換時期(4万キロ)が近づいていたため、新品に交換させて頂きました。

 

◇タペットカバーパッキン交換

この部品からオイル漏れが発生しやすいため、作業工程が重なるスパークプラグの交換時に、同時交換させて頂いております。
特にプラグホール内のオイル漏れは目視確認が難しく、漏れてしまった場合はエンジン不調に直結してしまう為、定期交換が必要です。

タペットカバーを外したエンジン。

新品のタペットカバーパッキンと古いタペットカバーパッキン。

 

♢ISCV清掃

ISCVを清掃させて頂きました。
この部品はアイドリング時にエンジンの調子を整えるとても重要な部品です。
汚れが蓄積しやすい為、定期的な清掃をオススメさせてもらっています。
清掃をせずに乗り続けるとアイドリング時の調子が悪くなってしまいます。
※写真はイメージです

清掃前

清掃後

 

♢スロットル清掃

アクセルを踏み込むと回転する部品がスロットルです。
この部品は汚れやすい為、定期的な清掃をオススメさせてもらっています。
清掃しないまま乗り続けると、アイドリング時にエンジン不調になってしまいます。
※写真はイメージです

清掃前

清掃後

汚れを拭き取ったウエス

 

♢RECS施工

WAKO’Sの添加剤を点滴のようにエンジン内部に流し込み、エンジン内部の手の届かない部分の汚れを除去しました。
エンジンのインテークバルブ付近や燃焼室内のカーボン堆積を除去し、新車状態に近づけ、燃費の改善等が期待できます。
詳しい説明はWAKO'Sのホームページをご覧下さい → WAKO'SのRECS説明ページ

点滴を打つように添加剤をセットします。
※写真はイメージです

施工後はこのように白煙が出ます(必ずしも出るわけではありません)。
※動画はイメージです

 

♢ブレーキオイル交換

車検時、必ずブレーキオイルを交換させて頂いてます。
左が新しいブレーキオイル、右が古いブレーキオイルです。
WAKO'SのDOT4規格のブレーキオイルを使用しています。
※写真はイメージです

 

♢ブレーキ点検整備

※この項目の写真はイメージです

これが自動車のブレーキです。
タイヤを外すと、このような構造になっています。

まずは高圧縮空気で汚れを吹き飛ばします。
汚れが吹き飛ばされる様子の動画です。

次にこの様に分解します。
キャリパー、キャリパーブラケット、ディスクローターを外します。

こちらが外した部品を更に細かく分解したところです。
ひとつひとつ、状態を確認して清掃していきます。

左の部品が清掃後、右の部品が清掃前です。
汚れが溜まってしまうと、ブレーキの効き具合に影響を与えてしまいます。

グリス(固形油)が使用されている部分もあります。
古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗ります。
以下の写真は、そのグリスを白い布で拭き取った写真です。
もともとは白いグリスだったのに、 かなり黒く劣化しているのがわかります。
劣化したまま乗り続けると、ブレーキの効きの悪化の原因になります。

拭き取った部分に新しいグリスを塗り、組付けます。

キャリパーは内部にサビが無いか確認します。

内部にサビが発生しないよう、メタルラバーグリスを注入します。
将来的な固着を予防します。

ピストンを押し込み、内部に沈殿したブレーキオイルの汚れも排出します。

ブレーキオイルの汚れは沈殿しているので、ブレーキオイル交換時はキャリパーを押し込んであげる事が重要です。
左が押し込まずに交換、右が押し込んで交換したブレーキオイルです。

仕上げの動作確認です。
この動作確認のためにもキャリパーのピストンを押し込んでおく必要があります。
この動きがスムーズであればブレーキの状態は万全で、メンテナンス完了です。

 

♢後ろ側のブレーキ点検整備

※この項目の写真はイメージです

これが後ろ側のブレーキです。

まずはドラムと言うカバーを外します。

次に高圧縮空気で汚れを吹き飛ばします。
汚れが吹き飛ばされる様子の動画です。

このタイプのブレーキは以下の写真の部分からオイル漏れが発生してしまう事が多いので、ゴムカバーをめくって漏れが無いか確認しています。

ブレーキシューという重要部品の動きをよくするためにグリスという油を塗ります。

ブレーキシューとドラムの隙間調整をしています。

この様に歯車の様なものをカチカチと回して調整します。
この調整を行うとブレーキの効きが良くなります。
つでにサイドブレーキの踏みしろ(引きしろ)も少なくなります。

最後にブレーキシューの動きを確認し、点検整備完了です。

 

☆★☆ 洗車・車内清掃 ☆★☆

・車内全体をエアーブロー
・車内全体を掃除機で掃除
・高圧洗浄機でエンジンルーム洗浄
・高圧洗浄機で手の届かない部分の汚れ落とし
・洗車 ・ホイール磨き ・タイヤワックス(新品タイヤには塗りません)

 

 

 

以上の内容で車検整備をさせて頂きました!

ナリタオートに車検を任せて頂き、本当にありがとうございました!

☆★☆ 藤枝・島田・焼津で車検ならナリタオート ☆★☆